20年以上の歴史がある自家焙煎珈琲店「いわい珈琲」さん。
札幌市の地下鉄東豊線「月寒中央駅」のすぐ近くにあって、地元の方たちに愛されているお店です。
老舗だけれど古めかしさは感じられないどころか、思わず唸ってしまうような絶品珈琲を楽しむことができますよ〜。
いわい珈琲ってどんなお店?
柔らかな雰囲気の店構えに惹かれて店内に入ると、優しい笑顔のお店の方たちがカウンター越しに出迎えてくれます。
その手前にはカラフルで柔らかな絵が描かれたパッケージの珈琲豆たち。
こじんまりとした店内ですが活気が感じられてドキドキします。
いわい珈琲さんは1998年から豆の焙煎・販売を行う老舗の自家焙煎珈琲店。
札幌市北区あいの里にある「カフェヒュッテ」とあわせて2店舗を営業されています。
店主の岩井さんは毎回いらっしゃるわけではないようですがスタッフさんたちはみんな朗らかだし、珈琲が絶品なことには変わりないのでご安心を!
いわい珈琲は珈琲界のパイオニア的存在!
いわい珈琲さんはおいしい珈琲を楽しめることはもちろんなのですが、珈琲に関してのアンテナの高さも特徴のひとつ。
いち早くコーヒー豆のフェアトレードに取り組んだり、スペシャリティコーヒーを取り入れたお店なんです。
どのくらい早いかというと…
日本だけじゃなくて、世界的に見ても相当早い!
フェアトレードへの意識は戦後から少しずつ芽生えつつありましたが実際に大きな組織として形作られたのは1990年代後半。
その流れを受けるように2000年頃、コーヒーのサードウェーブがアメリカで叫ばれるようになりました。
私たちにとって1番印象に残っているのは2015年の「ブルーボトルコーヒー、ついに日本上陸!」ではないでしょうか。
清澄白河に日本初のブルーボトルコーヒーがオープンしたおかげで一部のこだわったお店にしかなかったスペシャルティコーヒーの存在がぐんと広がっていきました。
先にも書きましたがいわい珈琲さんが豆の販売を始めたのが1998年。
個人のお店は小回りが効くのかもしれませんが、それでも世界基準のスピード感で動くなんてすごいです。
店主の岩井さんがコーヒーの国際的な品評会の審査員に選ばれたのも感度と実績とスピード感が評価されていたからなのかもしれません。
パイオニア的存在はやっぱり強いですね!
参考資料:
▶︎ TEAM CAFE TOKYO『フェアトレード コーヒーの歴史・年表』
▶︎ mogmag WEB『一杯のコーヒーで産前産後もやすらぎのひと時を。いわい珈琲インタビュー』
お客様のためにデカフェという選択肢を
ようこそ!いわい珈琲へ。当店では、最高品質の原材料を独自に仕入れ、焙煎し通販いたしております。冷めても甘味が残る、風味豊でさわやかな本物のスペシャルティコーヒーを全国の皆様へお届けいたします。
「デカフェのコーヒーってまずいよね」
かつて、そんな風に言われる時代もありました。
それに妊娠や年齢による体調の変化、体質の関係で珈琲から遠ざかってしまうこともあります。
そんな状況にもやっぱりいわい珈琲さんは立ち上がりました。
デカフェだから体への負担が少なくて、おいしくて、生産者にも優しい。
「珈琲好きが珈琲を我慢しなくても良いように」
そんな珈琲を作ってくれました。
いわい珈琲さんのデカフェに使われているのはホンジュラス。
ブラジルやコロンビアをデカフェにするお店が多い中、めずらしいのではないでしょうか。
ホンジュラス・カングワル村の小規模生産者の生豆をアメリカのスイスウォータ社ディカフェ加工したロット。ディカフェの特徴として豆の色が濃く、豆の表面に油が浮くことが多いです。ミルクチョコの風味があります。
引用元:いわい珈琲|ホンジュラス ディカフェ【200g】
ホンジュラスというと浅煎りでキレイな酸味を際立たせているお店が多い印象だけれど、いわい珈琲さんのは中深煎り。
バランスが取れていていろんな人に勧められるような味です。
一口目のインパクトよりも「おいしい……!」とじんわり落ち着くような珈琲でした。
このカプチーノ、コーヒー人生ナンバーワンかも!?
珈琲そのものがおいしいのでエスプレッソ系も絶品。
そして、ついに出会ってしまいました。
最強のカプチーノ。
ちなみに
ミルクを蒸気で温め泡立てたものが「カプチーノ」
ミルクを蒸気で温めそのままエスプレッソに注ぎ入れたものが「カフェラテ」
「泡立て」がポイントになるのですがカプチーノのフォームミルク(泡立てた部分)の舌触りがどうにも苦手だったんです…
なのでいつもラテ派。
しかし!
いわい珈琲さんのフォームミルクはとにかくなめらか!
シルキーってこういうことなんだなあ………
泡のザラザラ感なんてどこにもなくてミルクとエスプレッソの絶妙な混ざり具合。
カプチーノってあんまり飲んだことないなあっていうあなたにもおすすめの1杯です。
いわい珈琲へのアクセス
いわい珈琲 月寒店 | |
住所 | 北海道札幌市豊平区月寒東1条6丁目1−20 地下鉄東豊線「月寒中央駅」1番出口から100m(徒歩約1分) |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
駐車場 | なし |
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
地下鉄東豊線は終点に札幌ドームがあるのでシーズン中は特に賑わいますが、ひとつ手前の月寒中央駅は用事がないとなかなか使わない駅になりがちです。
旅行だったとしても札幌の中心街から離れた場所なのであえて予定を組まないですよね。
観光スポットはないのですが、月寒は昔から商いの盛んな地域だったのでその名残が感じられるすごく味のある地域。
小さいけれどこだわりのあるお店が今も地域に根付いて営業しています。
普段は歩かない裏路地を散策してみるのもおもしろいですよ♩
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